尼野ゆたか、自分の時間を過ごしてみる
家にバッタが登場。このまま死ぬのも哀れなので外に逃がしました。
— 尼野ゆたか@「戦国昼寝姫」発売中&「お直し処猫庵」2巻11月15日発売予定! (@amano_yutaka) October 7, 2019
徳を積んだなあ孔子に認められてゆたかや善しとか言われるレベルだなあとか思ってたら、今度はヤモリが登場。追い付けん……まあ家守で縁起良いってことにして放置しよ……。家守在壁。元亨利貞。悔亡。下四半期吉(易経風)みたいな
バッタを助けただけで君子気取りの尼野ゆたかですが、実際のところは君子と言うより水分子とかの方が距離的に近いような人間であります。つまり小さい。モルとかで数えるやつ。
よって、あれこれと迷ったり悩んだりすることも多いわけです。原稿は後から後から直したくなって編集さんの手を煩わせることがしばしばですし、原稿以外の人生一般でもあれこれと懊悩は絶えません。Oh, no !
愉快なジョークが決まったところで話を進めますと、そんな昨日の夜にふと思い立ってOnenoteを触ってみました。
愉快なジョークに至るまでの展開とOnenoteの間に関連性はまったくないように見えますが、実際ありません。なぜそうなったかは永遠の謎です。世界はふしぎで溢れている。なんか気分転換しようと思って気づいたらそうなってたんです。
Onenoteとは要するにMicrosoftのメモソフトで、数年前己の脈絡のなさと管理のできなさに辟易していくつかメモソフトを試してみた時に候補に挙がったものでした。
結局Evernoteという別のソフトの方がぴたっと手に馴染んだのでそちらを使うことにして、そのままほったらかしていたのですが、前述の流れによってもう一度触ることになったわけです。
最初のウチはOnenote何が何だかよく分からなかったのですが、適当に触ってたら段々把握できてきました。
あらゆるテキストがテストなので、見ている方からすると把握できてるかどうか把握できないでしょうが、最初に触れた時より随分理解してます。ホンマホンマ。
その割に作ったのはコーエーの三国志11Withパワーアップキットのプレイメモとか本当に他者と価値を共有できない覚え書きなのですが*1、作りたかったものが作れました。
実に楽しいというか、没入感があり、一区切り付けると実に解放感がありました。なるほど、これが自分の時間を過ごすと言うことか……。
小説を書くにせよ他のことをするにせよ、常に客観的視点を保たないと自分以外に伝わらないことになりがちでして。それを克服することは自分にとってとても大事だと思っておりますし、他人のことを推し量るのは人にとって大切な営みだとも分かっておりますが、たまには自分のことを考えるのも大事なんですね。すっかり忘れていた……。
ついでにEvernoteであてどなく書き溜めていた音楽アルバムの感想を自分用に整理する術を思いついたり、色々自分のためにだけ役立つ時間を過ごせたのでした。超贅沢だね。
貧乏暇無しなのであまり満喫し続けることもできませんが、たまにはいいもんや……という感じでした。
問題は集中しすぎて延々同じ姿勢で作業していたせいか、右の足の付け根(鼠径部)と右首+右上腕部付け根辺りが実に痛いです。しまった……絶対痛めたな……。これもまた贅沢病か……。
もう少しアウトドアな時間も過ごす必要がありそうです。右腕どころか右肩挙げると痛い。これはあかん。
よし、タイマーを導入しよう。一時間おきにピコピコ鳴るヤツ。でもそれだけじゃ物足りないな……。
(また探し始める)
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#尼野メタル
さて自分だけの時間ということで、その最中は勿論ヘヴィなメタルが主たるBGMでありました。
新しいのを聴いてると「……ん? 今どの曲だ?」みたいになってしまうので、アホほど聴いた過去アルバムを主に回してました。
Metallicaの「Kill 'Em All」、Stratovariusの「Visions」、Slipknotの「Iowa」、ガンズの「Appetite For Destruction」、メイデン各種、プリースト各種、Hatebreedの「Perseverance」、ヌンチャクの「ヌンチャクラ」……アルバム単位で長く聴いてなくて再発見があったりもしたりして。
Megadethの3rd「So Far So Good...So What!?」もそうでした。
今やアルバムを出せば全米チャートの3位だ5位だにチャートインし、グラミー賞までとってしまったMegadethですが、この頃は実に尖ってました。
" In My Darkest Hour"はそんなアルバムの代表曲で、今でもライブでの定番です。
孤独と苦しみと葛藤をぶち込んで劇的に展開する楽曲の素晴らしさ。約束の地へさえ一人ぼっちで歩むわけですね。
しかしPVを貼るとそれどころじゃない感もありますね……。オーディエンス、まあ当時のファンをただ集めたのかもしれませんが、明らかにやりすぎでおっかねえ……。
両足揃えて足から飛び込むとかヒエーって感じですし(下に尼野ゆたかがいたら首が折れて死ぬ)、回転して飛び込む面々も角度がヤベーです。2:15くらいのステージダイバー(上半身裸の人)の安否が気遣われます。
自分もMegadethは様々な会場でみてますが、自分がライブに行き出す頃にはファンもメンバーもそれなりに年を食ってるのでこんな地獄のような有様ではありませんでした。
そもそも最初のライブは厚生年金会館大ホールとかやったはず。なんと椅子席。それはそれでどうなんかなという思いもありますが。年取ると楽なんですが、さすがに十代の頃は物足りんかったなあ。
BGM: In My Darkest Hour / Megadeth