尼野ゆたか、一時間おきにパソコンをぴこぴこ鳴らせるようになる
この記事で書きました通り1時間おきにぴこぴこなるヤツを探して検索していると、以下の文章を見つけました。
なるほど、そういえばそうだな。基本機能を使いこなすことも大事です。
さてタスクスケジューラ、タスクスケジューラは……えーと、使ったことないかもしれない……。
スマホネイティブでスマホさえあればなんでもできる! という世代に「PCもいいよ」と思ったりもするのですが、そもそも自分が使いこなせていないと話になりません。よし練習を始めるしかない。
まずは通知用のメッセージボックスから。勿論コピペです。
しかし中々PCに送ってもらうメッセージが決まりません。
うーんなんか普通だなあ。
うーんハイコンテクスト過ぎるなあ。まあパーソナルなコンピュータなんだから自分さえ分かればいいんですが……。
思いついた時は超面白かったのに色褪せてしまった……小説以外でこういう気分を味わうはめになるとは……。
そういや最近ジミーウェールズ前面に出なくないですか? 自分の記事書き換えてたとか散々話題になって逆効果という話になったのかな……。
ともあれメッセージを決めて、いよいよタスクスケジューラの設定へ。
ちゃちゃっと(検索して見つけた通りに)設定して、ドキドキしながら時間を待ちます。
できたー。やった。パソコンの達人に一歩近づいたぞ。
メッセージ結局これかよみたいな感じですが、文章が妙に丁寧なせいで「あ、はい」ってなって椅子から立ってしまいます。年中ジミーウェールズのお願いが表示されるのもアレですが、むしろ熱中しすぎが削がれていいかもしれません。
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#尼野メタル
上で触れたopen your eyes云々っていうのは、"Finally Free"というメタルの曲に由来します。
Dream Theaterというアメリカのバンドのアルバム「Metropolis Pt.2 Scenes From A Memory」のクライマックスを飾る曲なんですね。
このバンドも今や全米チャートを騒がす存在となりましたが、音楽性は基本的に変わらず、高度な技術を駆使した演奏と心に残るキャッチーな楽曲を両立させるって感じです。
メンバーはみんな音楽の専門教育を受けたみたいな感じの経歴の持ち主で、時にとても難しいのですが、でもその難しさに溺れることなく誰でも楽しめる音楽としての間口を備えてるわけですね。すごーい。かくあるべきだなあ。
日本でもメタルバンドとしてとても人気があるので(ライブは武道館。オリコンにもベストテン入りしてたり)、人によってはひょっとしたらメタルファンでなくともなんとなくご存じかも。
「Metropolis Pt.2 Scenes From A Memory」はアルバム一枚で一つの物語を綴るもので(コンセプトアルバムと呼ばれたりします)、それだけに"Finally Free"もドラマチックな展開を見せます。明るい印象のイントロが翳りを帯びていくところとか本当に好き。
YouTubeには……誰かが上げたやつしかないなあ。
「YouTube に使用を許可しているライセンス所持者」つきやったら一応クリアしてると見てええんかなあ。迷う。
アルバム発売後、物語を表現する映像と共演する形で開催されたライブ。DVD持ってます。
演奏はすげーんですが物語パート今見ると若干……かつてはコメンタリーと合わせて必死で観たもんですが……鉄砲バンバン! キャー! ってシーンがウーム……。
いやほんと、輪廻転生をテーマに据えたとてもシリアスな悲劇なんですよ(若干忘れ気味ですが)。
"This feeling, inside me, Finally found my love, I've finally broke free..."という字面だけなら前向きな歌詞を乗せるサビのメロディが、憂いを帯びた非常にやるせないものでありますけれども、これも物語を追うとその理由が分かるようになってます。
というか割とこの曲の歌詞と映像だけである程度ストーリーが把握できてしまうな……まあええか……。
キーボードのジョーダン・ルーデスは後につるつるのスキンヘッドになってしまうのですが、やっぱ長い髪を振り乱して弾いてるこの頃がええんではないでしょうか。
この曲ではソロをとりませんが、それでも格好良いんですよ。
やっぱメタルもキーボードは打ち込みより人が弾いてる方が好きだなあ。
「Open your eyes Nicholas」は、この曲のラストに置かれたセリフ。全ての仕掛けが明らかになり、息を呑む瞬間です。でも何度も聴いてるとなんか可笑しくなってくるんですよね。ワッ。
BGM: Finally Free / Dream Theater