お茶零した。

作家・尼野ゆたかの日記です

我は今、風を起こしているぞー!

む、気がつくと日付が変わっていた……。

昨日の夜中はあちこちで荒天だったみたいで、尼野ゆたかの住んでいる辺りもえらい雨風でした。

 

放送中のアニメ「からかい上手の高木さん」で台風の日にテンションが上がってしまうみたいなネタがありましたが、実際自分がその強い風の中で何かしないといけないとかでもない限りわくわくしてしまうものですよね。かく言う尼野ゆたかも、風呂に入りながらゴウゴウいってる外の風にえらくときめいていました。

 

何を子供じみた、とお思いかもしれません。しかし、自然現象に対して我々よりも遥かに畏れを持って接していた昔の人たちでさえ、強い風にはある種の高揚感をおぼえていたと思われます。「風雲急を告げる」とか「疾風迅雷」とか「追い風」といった言葉のニュアンスなんて、まさにそんな感じでしょう。別に塵を吹き飛ばしているだけじゃあないんです。

何か停滞したもの、鬱屈したものを吹き飛ばすのはいつでも風。あの嵐を尼野ゆたか春一番としたいところです。

BGM: 故に其の疾きこと風の如く / 陰陽座