滑り込みでスパイダーマン:ホームカミングを観ました
昨日の日記からも何となく分かる通り、今更ですがスパイダーマン:ホームカミングを観て参りました。
公開終了二日前くらいのギリギリ、しかもレイトショーでしたが、ぽつぽつと観客はいました。女性が多かった印象。たまたまかもしれませんが。
コミカルで楽しくて
前二シリーズの映画において、いずれも悲劇性を背負っていたスパイダーマン。最近深刻になりがちな(それはそれでとても見応えがあるのですが)マーベル・シネマティック・ユニバースにおいてどのような立ち位置になるのかと思いきや、楽しく愉快で後味爽やかなエンターテイメント作品に仕上がっておりました。
トレイラーのコミカルなイメージ通りでしたね。楽しかったー。
アブもハチも捕まえる蜘蛛
このスパイダーマン:ホームカミングは、ただ面白い映画という目標を達成しただけで認められることはなさそうな感じでした。高品質な内容は当然として、マーベル・シネマティック・ユニバースというお化けコンテンツの一員としての役割を果たしつつ、スパイダーマンという歴史と伝統と熱心なファンを抱えるシリーズのリブート作としての期待に応える必要もあったように思います。
凄まじく高いハードルと言えます。しかし、スパイディは見事飛び越えたのではないでしょうか。
縦横無尽に繰り広げられるアクション、ちりばめられた嫌味のないユーモア、スピーディかつせわしなくない絶妙な匙加減のストーリーテリング、個性溢れるキャラクター。なにもかも少なくとも、自分のようなライト級のファン*1は脱帽しっぱなしでした。
他のヒーローに憧れる若者の成長譚としても十分楽しめる一方で、トニー・スタークとピーター・パーカーの関係性は、今後のマーベル・シネマティック・ユニバースで何が起こるのか示唆しているともいう。
独立した映画としても、大きな模様を形作る一つのピースとしても楽しめる、素晴らしい仕上がりでした。できるもんなんだなあ……。
吸収されたダメージ・コントロール
映画の冒頭部分で登場した、ヒーロー達の戦いで破壊された街を修復する政府の部署であるダメージ・コントロールですが、以前独立した形でドラマ化されるという噂がありました。
こういう脇役をメインに据えた話が大好きで楽しみにしていたのですが、音沙汰がなくやきもきしていたところ、今回の映画で登場してきました。嬉しさ半分、ドラマ化は流れたってことかな……と寂しさも半分。
本日のスタン・リー
かなり早いタイミングで出てきました。台詞も長く、かくしゃくたる老人ぶりをアピールしておりました。当年94歳。いつまでも象徴として出てきてほしいものです。
おまけ
エイリアンに寄生されているかどうか診断してくれるというので、チェックしてみました。
めっちゃ寄生されているようです。い、いつの間に……。
Alert警告と大騒ぎですが、特に治療方針の策定等はありませんでした。有料ウイルスソフトの無料版みたいな仕打ちです。
BGM:Theme (from "Spider Man") / Michael Giacchino