お茶零した。

作家・尼野ゆたかの日記です

キックダウンザウォール

生きていると、色々なものにぶつかります。

これは摩擦を起こすことの比喩表現としてではなく、人生を通じて文字通り壁やら柱やらにぼかぼか激突しているのです。信じられないかもしれませんが事実です。証人は尼野ゆたか本人。

深刻な怪我をしていないのは奇跡と言えましょう。肝心な時にツキが足りないことがあるのは、こうやって常日頃から待機電力みたいに幸運を消費しているからかもしれません。

 

世迷い言はさておき。勿論手をこまねいているのではなく、対策を講じてもおります。最近も、よく頭をぶつける箇所を特定しそこに100均で買ってきた赤ちゃん用のクッションを貼り付けました。

これが効果抜群で、ボムッとぶつかったところで痛くもなければたんこぶもできません。自分自身の回避能力が赤ちゃん並みなのかと悩むことや、仮に他人に見られた場合上手に笑い飛ばさないとアホと思われること以外にデメリットはありません。

 

しかし好事魔多しというやつで、今度は別の場所に膝をぶつけました。かなりとてつもない勢いでぶつけ、電流が走りました。しばらくはポセイドンアドベンチャーに出てくる足を怪我した人みたいな歩き方になってしまうレベル。今も膝が痛いです。これは尾を引く。

 

早いこと家全体が柔らかい素材でできた建売住宅が誕生しないかなと思うばかりです。中に沢山風船が入ってて子供が入ってぴょんぴょん遊ぶあれあるじゃないですか。あれの住宅版。ぶつかっても低反発で痛くなく、しかし一方で高い水準で気密性や断熱性や耐震性を誇るみたいな。

よし科学技術よ進歩しろ。尼野ゆたかが遠慮無く壁や柱にぶつかれるように。

BGM: Take Me Back / Riot