なんかPCからブログを見ると重いので(タブレットだと問題なし)、「ややっ! さてはWebフォントのせいか!」と外したのですが、その後でPCを再起動すると普通に表示されました。Webフォントに罪はなかった……。
今日の一枚 Primal Fear - Apocalypse
ドイツのバンド、Primal Fear。去年来日公演あったのに、結局いけませんでした。残念やのう……。
昨日の日記で世界が滅びる話をしていて、ふとこの最新アルバムに収録されている"Supernova"という曲のことを思い出しました。
基本的にはスピーディだったりゴツかったりという音楽をやっているPrimal Fearですが、時折とても叙情的な、憂いの溢れる曲もやることがありまして。
そういう時は苦悩や葛藤、そして世の終わりがテーマになっているんですね。
世界の滅亡とかなんとなくおとぎ話じみて感じられる、という人も少なくないでしょうが、別に天災にせよなんにせよ明日というか今いきなり起こってもおかしくはないわけで。確率としては尼野ゆたかが大ヒット作家になるよりも……かなり高そうでなんだか悲しくなってきたな……。
ともあれ。
月は朱に染まり、太陽は黒く変じる。罪を洗い流すことはかなわず、祈りは最早届かない――"Supernova"の歌詞に綴られているそんな終末の情景も、まあまんざら絵空事ではないわけです。
音楽にも迫真性が宿っておりまして。悲嘆と諦観を歌い上げる、ラルフ・シーパースの力強く伸びやかな声。憂いを帯びたハーモニーを主軸にしつつ、激しいソロも繰り出すギター。圧倒的な説得力です。キーボードも中々効果的では。
Primal Fearには、同様に世界の終焉を歌った"Seven Seals"という曲がありますが、いずれも人間にとってのPrimal Fear=根源的な恐れが何であるかを哀しく荘厳に表現しているように思います。こういう大仰なのを真っ正面からやってしまうのもメタルの醍醐味。
ちなみに"Supernova"も"Seven Seals"も聖書の影響が色濃いように見受けられ、キリスト教圏における終末観はやはり審判の日や黙示録がベースになっとるんかなーとか思ったりします。
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