自分の書いたものについて語ること
今週末、「お直し処猫庵 お困りの貴方へ肉球貸します」発売!
— 尼野ゆたか@9月15日「お直し処猫庵」発売予定 (@amano_yutaka) September 10, 2018
最初は自分の内にだけあった物語が育っていき、様々な人の力をお借りして命が宿りこうして形になる。毎回えも言われぬ感覚に襲われます。
読者の方々とも、この物語を共有できれば幸せに思います。#お直し処猫庵 pic.twitter.com/JTTNjMeEMM
自分の書いたものについて語るのは難しいことです。自分の中に生まれた物語を形にするにあたって、客観的な指摘ももらいつつ完成させた時点で最早語るべきであろうことは大体語りきったような気分になっているのですね。
なので、物語そのものについて要約してしまうとどうしても陳腐なラベリングを自分で行うような感じになってしまい言葉足らずに思ってしまいますし、人様の書いたものには沢山言葉が浮かんでくるのになあ。
かといって大体語りきりましたで終わらすのもなんなので、色々考えているうちにそういえば「完成した本を手に取った時の思い」については話すことができるなと思い当たって上の呟きになったわけです。
しかし、「あやしうこそものぐるほしけれ」を何とかそれらしい表現に落とし込もうとして生まれたのが「えもいわれぬ感覚に襲われる」というフレーズなのですが、これはこれでなんか怪しいですね……ああ感慨深いなあというテイストをもっと表に出したかった……。
BGM: Savior / Rise Against