お茶零した。

作家・尼野ゆたかの日記です

パナソニックセンター大阪リビングフロアの本棚が面白かった話

さて前回の日記で書いた大阪書店員懇親会ですが、会場である梅田に早く着いたので、
グランフロントの南館にあるパナソニックのショウルーム「パナソニックセンター大阪リビングフロア」に行ってみました。

 

 

パナソニックイコール白物家電というのも今は昔。展示されているのはオーディオルームやシステムキッチン、マッサージチェア、あるいは「サンルームのある家」みたいなリフォームなど
だからといって自分がうろうろしていると「尼野ゆたかのいる家」なんてことになって資産価値が下がりそうなもんですがそれはそうとして、面白かったのが壁沿いに用意されていた本棚。
ガワだけで体裁を整えるタイプのものでなく、テーマに沿ってちゃんと本が並べられているのですが、めっちゃパンチの効いた陳列だったんですよね。

 

たとえば「ガーデニングを始めるには?」みたいなコーナーに蟲師の一巻があって、いやどんな庭にするつもりやねん! という感じだったり、

「食と健康の」というキャッチーなタイトルのコーナーにあるのが「モンサント――世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業」とかガチの社会派だったり。

極めつけなのは「ホームパーティを開くには」というコーナーで面陳*1されていたのが、山肌みたいなオフロードをゴリゴリ走破するランドクルーザーの写真集だったこと。どこに家がある前提やねん! アルムおんじの丸太小屋でもリフォームするというのか!

 

 

展示品はどれも現状の尼野ゆたかにとって身の丈に合わないものばかりだったこともあり、ひたすら本棚を眺めていたのでした。遊び心溢れるコーナーで実に楽しかったです。

BGM:  Breathe / The Prodigy

*1:表紙をこちらに向けて陳列すること