お茶零した。

作家・尼野ゆたかの日記です

昔より断然暑い

toyokeizai.net

 

こうして視覚的に見てみるとやっぱり暑くなってるんだなあと。勿論東京のみならず全国での傾向でしょう。今日も名古屋で39度超えたそうで。

 

 

 

今年は熱中症にならないようあれこれ留意しているのですが、効果は顕著に出ていて謎の頭痛などが一切なくなって好調です。というか今までちょいちょいなっとったんですね……危ない危ない……。

 

 

熱中症と言えば、今は亡き父方のじいさんが晩年一度夏場に倒れたことがあるそうで、たまたま居合わせた伯父曰く「今思えば熱中症だったなあ」とのこと。
結局祖父は(幸運にも)持ち直して大事には至りませんでしたが、昔から夏の暑さで命を落とした人は少なくなかったのかもしれません。暑気あたりや霍乱という言葉はあるわけですし、間部詮房徳川家慶のように暑気あたりで命を落としたと記録されている人物もいるわけですし。征夷大将軍が暑くて死ぬなら一般人も死んでいたはず。

 

そして、明らかに現代より涼しかった江戸時代でもそうなのだとしたら、熱中症が増えるのは暑さに弱くなったとかいうのではなく、至極当然のことではないでしょうか。


昔のこち亀で、中川が「子供の頃はクーラーの効いた部屋で勉強していた」という話をして、両さんが「人間らしくないやつめ」と返すエピソードがありましたが、あれはもはや過去の話なのでしょう。子供がベーゴマで遊ばないように、洗濯板で洗濯しないように、現代の夏にはエアコンが必須となり始めているのです。

 

徒然草」で「夏暑いのはどうしようもないのでそれに気をつけて家を造れ」みたいな下りがありますが、実際至言なのかもしれません。地域にもよりましょうが、寒さよりも暑さの方が命に関わることが多いのでは。

BGM: Honey / The London Souls