皆既月食を見ていました
今日は皆既月食。スーパーブルーブラッドムーンなる名前のものだそうで。BLUE BLOODでMOONとか若い頃のXとLuna Seaが合体したみたいな!
自分が住んでいるところでは薄く曇っていて、真っ赤な月を見ることはできませんでしたが、食そのものの過程はじっくり見られました。
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中世の日本では、月食は不吉であるとされていたそうです。中国では、後漢の時代半ば(2世紀くらい。三国志より百年ほど前、奴国の使者が来てから少し後)に張衡という天文学者が月食が太陽光の反射であるとする文章を書き残しているそうですが、まあ当時としては定説ではなく諸説の中の一説でしたでしょうから、日本にまで伝わってはいなかったのでしょう。
恐れる気持ちは分かるような気がします。月食は普通の月の満ち欠けとは違い、どこか強引な感じで月が削れていきますし、現代の明るくなった夜でもなお、月が突然失われた空は何かひどく底知れない深さを感じさせられました。当時のインパクトたるや、とても甚大なものだったでしょう。
などということを考えながら外に立っていたら体が冷えました。い、いかん……不吉な寒気が……恐るべし月食……!
BGM: Lunar Eclipse / Shadow