もしもお酒が飲めたなら
知人からテレビで見たという嚢胞性線維症の話を聞きました。欧米白人種においては高頻度に発症するが,一方日本人をはじめとする東洋人種における頻度はきわめて低いと考えられている病気だそう。
じゃあ東洋人種に多い病気ってなにかというとALDH2欠損症。日本人では頻度が高く、42%程度の人が片方あるいは両方の染色体に遺伝子異常をもっているとのことです。
ALDH2とか欠損とか言われると何だろうと身構えてしまいますが、要するに「少量のアルコールでも顔が赤くなり、お酒に弱い体質になる」ということです。なるほどいわゆる下戸ですね。
うちのオヤジがこれで、舐めただけで顔が赤くなり目の周りがパンダみたいに赤黒くなります。
他人事のように言っている尼野ゆたかですが、自分も大して飲めません。「付き合い程度」にちょっと手が届かないくらいでしょうか。母は飲めるので、ある程度混ざり合ったのかもしれません。
特に飲みたいという思いもありませんし、おかげで生きていく必要経費にアルコールを計上しなくて済んでると考えればむしろありがたいものを受け継いだくらいの認識です。
ただお酒の味の区別やらなんやらをしてると楽しそうだなーと羨ましくもあります。なんか大人の教養って感じですよね。オーセンティックなデスメタルとメロディックデスメタルとシンフォニックデスメタルとデスコアとデスラッシュの区別がついてもオトナじゃなくてオタクなだけですし、ヘヴィメタルを愛好する人々からも別に褒められません*1。
お酒が飲めたらなー、オトナぶれたかなあ……としばらく思ったのですが、考えてみれば食事も何食べても大体は美味しい美味しいゆうて食べてるばかりなので、もし仮にお酒が飲めても流行りのストロングゼロなるものでも、とても高い何とか産ワインでもうまいうまいゆうて飲むだけかもしれません。たはー。
BGM: Old Oak Tree / Lil' Ed & The Blues Imperials
*1:メタルのジャンル分けでもかなり簡単で、判断も分かれにくい部類です