地下にモビルスーツが隠してあるとぐらい言って下さい!
ROHGUNさんが作画を担当された「機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス」をより深く楽しむため、本伝であるところのZガンダムを再視聴中です。
BSスカパーの無料期間*1中、ちょうど一挙放送されてたのを録画してて。一部ミスってたんですけど、上手い具合に今BS11で再放送してますし。ありがたいありがたい。
とりあえず今日の日記のタイトルの台詞が出てくる13話あたりまで行ったんですが、年食ってから見直すとまったく違って感じられて驚きます。
ご存じない方をほったらかして進んでもアレなので総花的な話し方になってしまいますが、最初のガンダム・いわゆるファーストガンダムから7年経った世界が舞台なんですけれども、対立はますますひどくなり、権力はどんどん腐敗しといった感じで、世の中はちっともマシになってないんですね。
絶体絶命の危機を何度もくぐり抜けてきたファーストでの仲間たちもそれぞれに各々の生活を送っていて、「あの頃」とは違う苦労を背負い込んでいます。
まさに、大人になることの大変さですね。かつては大人に子供の理屈をぶつけては逆らっていた前作の主人公・アムロが、自分がぶつけられる側に回ってしまうところ*2、ファーストでは厳しいリーダーだったブライトさん*3が、マスコットキャラの役割を果たしていたロボット*4を見つけた時、以前ではなかったような優しい態度を見せて懐かしむところなどは、胸に迫るものがありました。ずっと前に見た時はそこまで気付かなかったのですが、本当によくできているなあ。
もちろん、息詰まる戦闘シーンや次々登場する格好良いロボット、設定を十全に生かした斬新な仕掛けなど、他にも魅力的な要素は沢山あります。
人間ドラマについても、今回触れた部分だけでは勿論なく、様々な切り口から迫ったものが幾重にも織り込まれていて。本当にどうとでも観ようがあるという、名作とはこうでないとなあみたいな。観つづけてしまいます。
どんどん観てしまう。ちなみに全50話を観た後は、リメイクされた劇場版もサンテレビでやってたのを録ってあるのでそっちも視聴予定。
って感想はいつになるのか……早くせねば……。
BGM: From Flood Into Fire / Kreator