Daddy, sister, mother and...?
平尾昌晃が逝去。最近の紅白で蛍の光の指揮してる人――というよりは、やっぱり必殺シリーズの数々のBGMじゃないでしょうか。
ラブレターフロムカナダとかよこはまたそがれとかは、自分にしてみるとちと遠すぎるというか。その点必殺はタイムレスなのでとても身近なんです。
みたいな話をしようと思ったのですが、人が死ぬ度にまつわる話をしていたらきりがないのでこのくらいにしておきます。話題には困らないものの死んだ人の話専門ブログみたいになってしまいますもんね。メタル界隈とか訃報ラッシュが始まりつつありますし。
というわけで別の話題を探さねば。 そうだなあ……。
大人気英国産ドラマであるSHERLOCKを観てたら、登場人物の一人がIRON MAIDENの"Number Of The Beast"聴きながら掃除しててさすが大英帝国だ*1みたいな話をしようかな。でもよく考えるとメタルかけて掃除とか自分も同じことしてるんだよなあ。
みたいにかなり無意味な思案を巡らせていると、実家に住んでる下の妹からLINE通話がかかってきました。
ちなみにこれが"Number Of The Beast"です。全英チャートで見事1位を記録したIRON MAIDENの3rdアルバム「Number Of The Beast」のタイトルトラックです。
「666！ 獣の数字！」というサビの歌詞の世界観を表現するためか、背中に6という数字をゼッケンみたいに貼り付けた人が出てきて社交ダンスを始めたり、なにを表現するためか分かりませんがゴジラが出てきたりして微妙に珍妙ですが、演奏する姿は格好良いですね！
特にソロパート。IRON MAIDENの代名詞であるスティーヴ・ハリスのベースソロは勿論、デイヴ・マーレイ（左の人）とエイドリアン・スミス（右の人）のギターソロもかっけーです。ファッションは気にしない。これはメタルだからこうなのだ。
さて話を戻しまして。
下の妹がよこしてくる連絡の内訳は7割が何らかの要求、2割が自分で撮影した面白写真等のシェア、1割が意味不明となっています。70%の確率で面倒事が飛んでくる計算になるので、今回も覚悟して通話に応答したのでした。
結論から言うと、上記のいずれでもありませんでした。妹からの連絡の内訳円グラフは書き換えられることになりました。
妹の話は、「来週の金曜日と土曜日、幼稚園の先生である妹がお泊まり保育で実家にいないので、泊まりに来てはどうか？」というようなものでした。
ところでこれは、別に「尼野ゆたかが下の妹に顔も見たくないレベルで嫌われていて、彼女がいない時のみ実家に帰ることが許される」とかそういうことではなく、実家が狭いので兄妹が集合すると人口密度が高くなりすぎるためです。下の妹のジャニーズグッズを全て廃棄処分したら*2スペースが確保できるのですが、そうすると妹に絶縁されてスペースがあっても実家に帰れなくなるのであまり意味がありません。
いずれにせよ、まあ家族からそう呼びかけられることは悪い気がしません。分かったよ、帰るよと答えたら通話相手が母に代わりました。
そして繰り出される要求の数々。玄関の木が伸びているので切るのを手伝ってほしい。父親の雑談の相手をしてほしい。阪神タイガースが最近負け込んでいるので父親の相手をしてほしい。父親がパソコンの話をし出したら*3相手をしてほしい。くっ……何のことはない……ただの便利屋扱いだった……。
しかも内容の4分の3、75%を父親の相手が占めています。邪険な扱いは可哀想にも思いますが、しかし特に阪神が負け始めたりしたら確かに色々困難になるので母の気持ちも分かります。
両親の間で板挟みになっていると、母は「丁度その日が仕事がないから」と言いました。母の仕事のあるなしと帰る帰らない何の関係がと思ったら、やはり帰ってきた時にはなんかいいもんを食わせたいので準備する時間がほしいのだそうです。
……うむむ。しゃあないなあ。そこまでゆうてもらえるなら帰るか……。
しかし大変だなあ……。先に父の話をしましたが、木も大変なんですよ。庭といっても自転車を一台止めると出入りに苦労するくらい狭い庭なんですが、そんな劣悪な環境を屁とも思わずにもりもり伸びては屋根に届きそうなほどっていうか実際届くくらい生長する奇跡の木*4なんですよね。
ストリートビューで実家を見ると何年か前の様子を確認できますが、やはり二階の窓くらいの位置まで伸びています。この後少ししてから切ってるはずなんで、数年に一度は切らないといかんのだなあ……。困ったもんや。
BGM: Number Of The Beast / Iron Maiden
