お茶零した。

作家・尼野ゆたかの日記です

最近ドラマの仁 Jinをよく観ています

ビデオパスに来たので。改めて観るとメインテーマのあざといほどのインパクトときたら。

きっちり考証担当を依頼していて、所作や固有名詞や小道具などにそれを強調するような演出がありますが、そこで感じるある種のひっかかりが「ここは現代ではなく江戸なのだな」という認識につながり、ペニシリンや点滴が飛び交っても世界の空気が維持されているのかなあ。

 

 

神の存在を前提としたかのようなストーリーテリングがちらちらありますが、まあだからこそ「神は乗り越えられる試練しか与えない」という台詞が生きてくるのでしょうね。

 

この台詞はけだし名言でありますが、尼野ゆたかの現状において同時多発的に起こっている無理難題を乗り越えられる気がしねえ……。「乗り越えられる」という基準について神と尼野ゆたかの間に相違があります。くそ! やっぱり神なんていない! 神は妄想である!

 

 

 


昔読みましたが内容が結構うろ覚えなのでまた再読したいところです。別に信仰に対して強く否定的というのではなく、懐疑主義について考えたいような。そんな気持ち分かるでしょう。答えはきっと奥の方。

BGM: You Could Be Mine (Live) / Guns N' Roses