原稿をするために寝る
いざ原稿をしようということで、昨日はゆっくりと寝ました。
寝ていては原稿ができないだろう、一行目から矛盾甚だしいことであると思われるかもしれませんが、実は結構真面目に言っていたりします。無論尼野ゆたかが寝ている間に小人が出てきて原稿を書いてくれるというおとぎ話型他力本願メソッドでもなく、もうちっとそれらしい理屈があります。
尼野ゆたかは寝た方がマシかもしれない
Googleの健康関係サイト順位変更があって以降、よく見るようになったフミナーズ。運営してるねむログは帝人のグループ企業みたいですね。
さて上の記事には、
>睡眠が記憶だけでなく、アイデアにも重要な役割を果たしている
とあります。小説を書くというのは、間断なくアイデアを出し続ける作業みたいなところがあるので、その環境を整えるためにも睡眠時間は確保した方がいいというわけですね。
>うまくいかないときは、思い切って寝てしまうのも手かもしれません。睡眠の強力なサポートを得ることで、昨日にはなかった新しいアイデアが生まれることもありそうです。
これもよく分かります。別にベンゼン環みたいに夢の中でそのものずばりのアイデアを提示されたりするわけでもないのですが、一旦寝てから起きて取り組むと詰まってた部分がさらさらとけてあら不思議、なんてことがしばしばあるのです。
寝ている時間は無駄な時間、と長らく考えがちでしたが、休息が取れてなおかつアイデアをあれこれ練ることができるとすると、むしろ積極的に寝た方がいいかもしれません。寝ていた方がマシとかちょっと複雑ですが、まあ起きてても注意力とかは半分寝てるような水準ですからね……。
とまあそんなこんなで、寝たわけです。実を言うとここしばらくやむを得ぬ理由から睡眠時間を減らしてまで作業しておりましたが、ゴールデンウイークに及んでしまった現状では致し方ないですからね。
リボ払いみたいな
しかし、一晩寝たからといってドラクエみたいに即座に回復しません。まあ勇者ではなく尼野ゆたかなので無理もないことですが、実際そういう仕組みらしいです。
>平日の睡眠負債を返すために、週末に長時間睡眠時間をとっても、私たちの体の機能すべてが回復するわけではないのです。特に注意力や集中力の回復は期待できません。
睡眠に関していうと、負債の一括払いは認められないんですね。ちまちま償還していかないといけないらしいです。
よく拝読している研究者の方による長期連載コラムですが、やはりここにある通り寝る時間という枠を固定で用意して、しっかり消化していくしかないのか……。
一度集中すれば気がつくと何時間も経っているタイプなので、かなり意識してやっていかないといけません。大変だ大変だ。
まあ自分は仕事の時間に相当自由が利くのでこういうことをしているわけですが、他の業種の方もできる範囲で寝ることに留意なされてみてはいかがでしょうか。働くにせよ勉強するにせよ遊ぶにせよ、やっぱ睡眠時間足りてるとキレが違いますよ。
BGM: Miklagard Overture / Turisas