ヘヴィメタル者でも日光は心地良い
台風一過、本日はひっさびさに太陽が出ました。
差し込んでくる日光を見て、随分と気分が上向きました。やっぱり、どんより曇っているより明るい方がいいですね。日照時間の少なさがうつにつながるという話はよく聞くところですが、なるほどなと実感した次第です。
随分と新鮮な気持ちでした。長いこと太陽にお目にかかっていませんでしたが、知らず知らずその状態に慣れてしまっていたのかも。
何事も、長く続くとその状態を当たり前のものとして受け入れてしまうようになってしまいますからね。でも本当のところ、厚く垂れ込めた雲の向こうには太陽が輝いているわけで。そのことは忘れずにいたいものですね。
「何前向きなこと言ってんだ。ヘヴィメタルを愛する者なら漆黒の闇の中で生きろよ」という感じもしますが、まあメタルフェス普通に真っ昼間にお日様の下でやってますしいいでしょう。
毎年夏にドイツで開催される世界最大のメタルフェス・ヴァッケンオープンエア。スウェーデン出身のバンドAMON AMARTHが、激しくかつ憂いを帯びた勇壮なメタルを、燦々と降り注ぐ陽光の下で演奏しています。
曲が始まるなり何万という観客がギターメロディをオウオウと唱和し異様に盛り上がっていますが、それもそのはず。AMON AMARTHはドイツや本国スウェーデンなどではではチャート上位の常連なのですよ。最新作は全米チャートでも19位まで上昇したそうな*1。
ステージの上にドラゴンみたいなのがいて煙吹いたりしてますが、これは彼らが北欧神話やヴァイキングを楽曲のテーマにしているからと思われます*2。
しかしこれ、曲世界を体現しようという心意気が徹底しててめっちゃ楽しいですね。ボーカルのヨハン・ヘッグは腰にギャラルホルン*3みたいなのを提げてますし、3曲目の"Twilight of the Thunder God"ではハンマー*4を振り下ろすとパイロが炸裂しますし、メンバーはみんな斧持って攻めてきそうな佇まいをしてますし。これぞメタル!! 日の当たる場所に出しても恥ずかしくない!!