ガムを嗜みすぎで窘められました
前回の日記の続き。
ガムによる集中力向上効果を得ようと思って毎日何時間もガムを噛んでいたら、えらいことになりました。
顎が痛くなってしまった
具体的にどうなったのかというと、顎がめっちゃ疲れました。新しいガムを放り込んで噛み始めたら鈍痛を感じるレベル。
それだけならまだしも、口を開けるとこれまた微妙に痛かったりして。単なる顎の鍛錬不足かと思ったら、そのままでは重度の顎関節症になるかもしれんぞと知人に脅されてしまいました。ひい。
というわけでガムは控えることに。うーむむ。何事も限度が大事なのですね……。
ヘッドバンギングの恐怖
当たり前のことですが、同じ動きを繰り返していると悪影響があります。顎周りだと歯ぎしりもそうですし、腱鞘炎とかバネ指、テニス肘などもそういうものでしょう。
そして自分のようなメタル好きにとって身近な例が、ヘッドバンギングです。
興味ない人からするとアホかみたいになるであろう話ですが、ヘッドバンギングしすぎで首を痛めるメタルファンやミュージシャンは後を絶ちません。専門ではないので分かりませんが、V系のファンの人たちの間でも似たような状況は多分あるでしょう。
たとえばYOSHIKIがコルセットつけたりしてると、体の線が細いですし何となく納得出来るところもありましょうが、もっとゴツい人でもダメージが蓄積していくとボロボロになります。
ぱっと思いつくのは元METALLICAのジェイソン・ニューステッド。
ライブの定番曲でもあるミドルテンポナンバー。3:30~辺りから、若き日の彼の猛烈なヘドバンが見られます。
音楽性が変わって髪を切ってからも、相変わらず首を酷使していたことが確認できます。
彼の脱退はバンド内での様々な問題が最も大きかったことはファンならば皆知るところですが、長年のヘッドバンギングによる首や背中へのダメージも理由と言われています。
鎮痛剤中毒になっていたとか、長い間片手で生活することを強いられたという話もあるようで。ひいい。
世界で3000万枚売ったお化けアルバム。HR/HM評論家の伊藤政則は「ジェイソンの踏ん張りがグルーヴを生み出した」みたいに表現しましたが、確かに彼のベースの存在感が十二分に味わえます。
スピードからヘヴィさに重心を落とした音楽性を、ボトムでしっかり支えていると言えましょう。"My Friend of Misery"のムード溢れるベースイントロは名演では。本人も気に入ってるそうで。
アルバムタイトルもMetallicaでややこしく*1、検索でも見つけにくいところですが、Amazonは"Metallica Metallica"でもしっかり返してきます。職業柄全肯定するわけにはいかないAmazonですが、この辺の正確性はやはり手強いなあみたいな。
これも職業病……か?
しかしこうしてみると、 激しい演奏やパフォーマンスでメタルミュージシャンが体を痛めるのも、集中力を保つために尼野ゆたかがガムを噛んで顎を痛めるのも、同じように自らの生業に由来する故障です。そういう意味で、尼野ゆたかはジェイソン・ニューステッドと同列に語られるべき存在となったと言えるのではないでしょうか!
……と言いたいところですが、鎮痛剤中毒や片腕生活なジェイソン・ニューステッドと同等になるにはロキソニンが手放せなくなったり流動食しか食べられなくなったりしないといけないでしょうから、ちょっと不可能ですね……。
おとなしくガムを控えていたわるしかないようです。しょんぼり。
BGM:Wherever I May Roam / Metallica
*1:ファンはジャケットからブラックアルバムと呼びます