お茶零した。

作家・尼野ゆたかの日記です

尼野ゆたか、運動する

涼しくなると予言したら本当に涼しくなってびっくり。しかも(近畿は通りませんが)台風も来るそうで。尼野ゆたかの天気予報は正確だった……!?

アメダスならぬアマダスとして確立される日もそう遠くないかもしれません。いやでもアメダスは予報じゃなくて観測するためのもんやったっけ。

 

涼しくなったせいか、最近続けているちょっとした運動もえらいはかどりました。

いい汗っていうのを久々にかいた感じです。運動終わった後に、気持ちいいのがごぽっと出てきたんですよ。暑さに耐えている時のあの絞り出されるような汗とは全然別物です。

ちょろっと縄跳びと筋トレしただけで、そんな大層な負荷はかかってないんですけどね。

 

とりあえずもうちょっと運動しているような外見になりたいんですが、相変わらずモヤシマンのままです。憧れのキャプテンアメリカボディの獲得はいつになることやら。え? 無理? そりゃそうですね……。健康を目指すくらいが身の丈に合っていましょうか。

 

 

 

 運動と健康といえば、随分話題になっていたらしいこの記事。

勤務医の方が書かれたという割には厳密さにこだわっていない感じで、疑問点があれこれ浮かんできたため、日記のネタにでもするかとピックアップしていたのですが、既にほとんどがはてなブックマークのコメントで指摘されておりました。

 

「運動は体に良いというのは真っ赤な嘘」ということだが、その根拠が「激しい運動を行うスポーツ選手の寿命」なのは極端ではないのか

→言われてた

 

記事の結論は「食事は炭水化物をあまり多く取りすぎず、激しい運動をあまり行わず、しっかり寝て身体にストレスをあまり与えないような生活をするのが長寿の最適解」というものであるが、このタイトルはやや乖離していないか

→ほぼ言われてた

 

断言調の書き方だが、その割りに根拠となる論文等はなく、参考として挙げられているのがWeb記事や四半世紀前の新書などで、しかも文章の引用がないのはいかがだろうか

→言われてた

 

「少なく食べ、運動量も少ない東洋の僧侶と、現代の『適度な運動』をしているという人達と比較すると、あくまで傾向ではあるが僧侶の方が長寿」・「彼らの生活の特徴は、激しい運動はせずに一日中座ってお経を唱えた生活を行い、かつ食生活は質素だという事があげられる」とのことだが、「東洋の僧侶」が仏僧であるのならば、国や宗派によってその生活には様々に違いがあり、托鉢・荒行など「座ってお経を唱えるだけ」とは程遠い修行も多く存在する。どう考えるか

 →言われてた。「そもそもお坊さんは毎日の掃除だけで大変」という突っ込みはまさにそう(昔坊さんに聞いたことがある)

 

○僧侶は修行を通じて心も鍛錬することから、一般人と比較して高いストレス耐性を持っている集団であると思われる。寿命に対する精神面の作用についてはどう考えるか

→言われてた

 

○「最も健康で長生きなのは運動量が少なく・食事量も少ないグループ」とあるが、その生活習慣はフレイルサルコペニア の引き金になりかねない。どう考えるか

→言われてた

 

 

とまあ、先に言われてるどころかむしろより深く端的に突っ込まれてたりしてる感じでした。ネットの集合知に尼野知で挑むのは分が悪い……!

 

 

あれこれ考えたもので触れられてなかったぽいのはせいぜい、

 

○「東洋の僧侶」という分類だと、飲酒の習慣がある人間やアルコール依存症を抱える人間の割合が一般人よりも相当下がると考えられるが、そこは考慮されているのか

○「しっかり寝て身体にストレスをあまり与えないのが大事」という結論について、睡眠時間が長すぎても寿命が縮むというデータもあるらしい。「しっかり」とは具体的にどれくらいなのか

 

くらいでしょうか。他にもあった気がしますが、文章を整形しているうちに忘れました。

 

 

これだけ多数の突っ込みが入っていたので、次の記事ではきっと詳しい解説がなされるだろうと考えていたのですが、新しい更新では上記の記事には一切触れず、植芝盛平*1バンブーブレード*2を例に引きながら人の育て方について語っておいででした。残念。

 

とりあえず自分はどうするかというと、父や伯父がそれぞれ別のお医者さん(いずれも勤務医)に「足は第二の心臓だから運動して鍛えた方がよろしいで」という話を聞かされていたので、まあそうしていくべきだよなあと考えております。

BGM: Koolaid / Accept

 

 

*1:合気道創始者

*2:キリノ部長というとっても素敵なお姉さんが登場する漫画